“桐紙(きりがみ)職人”イタガキくんがやって来た!

“桐紙(きりがみ)職人” 板垣好春

板垣桐紙工業

板垣 好春 さん
いたがき よしはる

住所 : 山形県山形市大字大森576-36

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電話番号 : 0236-87-4139

桐材を薄く削ったものに和紙を裏打ちして作る桐紙。真っ直ぐな柾目の木目を生かした桐紙作りは、ひとつひとつの工程に熟練の技術を要し、最低でも10年の修行が必要とされています。今回の記事は、日本に2軒だけとなってしまった桐紙職人のひとり、板垣好春くん。彼が2004年に越前にお越しいただいたときと、翌年に山形の仕事場にお伺いさせていただいたときのレポートです。

山形県からイタガキくんがやって来た!

イタガキくん

板垣 好春(いたがき よしはる)

29歳 男 板垣桐紙(きりがみ)工業代表。独身、山形県在住。

はるばる山形県から9時間かけて“桐紙(きりがみ)職人”イタガキくんがわが社にやって来ました。

腕が良く積極果敢な父とともに、若くから日本に数少ない桐紙職人として桐紙を生業とする家業に従事。

が、4年前父が病のため他界。その後、幾多の葛藤を経ながらも、今現在、日本に二つしかない桐紙業者の代表として日々を生きる…。

そんなイタガキくんが、遠路はるばる山形県からイカツイ車に乗って一人でわが社に来てくれました。

セルシオ

エンブレムとかが金色になってる、いかついセルシオ。

この日のため、わざわざお兄さんに借りたらしい。

傷付けたりしないように高速では90km/h巡行運転で来たそうです…。

…ひっくるめて、どうやらただ者ではなさそうです。

それならば!と、この辺のただ者でない人、代表格の人間国宝、岩野市兵衛さんのところにご案内してみたところ…、

質問タイム

会話がはずむ、はずむ。

イタガキくん、伝統産業にいそしみ偉大な職人である市兵衛さんに有言無言の熱いエールをもらってました。

記念撮影

記念に一枚。

明日ご近所で、どうしてもはずせない用事があるとのことで、

イタガキくんはこの後おろしそばを食べて、そそくさと帰っていきました。

イタガキくんがやってる桐紙(きりがみ)というのはこの

2種類の桐紙(きりがみ)

木をうす〜く削って作った木の模様のついた木の紙です。

色の濃いものを

未晒

未晒(みざらし)と言い、

白っぽいものを

晒

晒(さらし)と言います。

イタガキくんは修行の半ばで急にお父さんが亡くなってしまったために、

今のところ、晒(さらし)の桐紙は作ることが出来ません。

晒(さらし)は未晒(みざらし)の桐紙にさらに色を薄くするような処理を施すらしいです。

でも、きっとそのうち晒(さらし)の桐紙も出来るようになるはずです。

弱音を吐くな、イタガキくん

すべての葛藤を乗り越えるんだ、イタガキくん