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福井: 伝統的工芸品購入補助をPR

福井県内の伝統的工芸品の利用促進を目指す県の購入費用補助事業。この中に越前和紙も含まれています。このような補助金にベッタリとなる弊害もありますが、やはりこういった支援はありがたいもの。他県でも似たケースが増えてくるかもしれませんね。 (文責・中村聡)

越前和紙: 伝統的工芸品購入補助をPR 県、あわらの旅館で

http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/***

 福井県内の伝統的工芸品の利用促進を目指す県の購入費用補助と利用店認証制度がスタートし、産地の組合関係者や県の担当者が28日、あわら市内の温泉旅館を回って制度の活用を呼び掛けた。

 対象となるのは、国が伝統的工芸品の指定をしている越前焼、越前漆器、越前打刃物、越前和紙61件、若狭塗、若狭めのう細工の6品。飲食店や宿泊施設、店舗などが業務用として購入する際、総額30万円以上の購入費に対し4分の1以内(上限200万円)を補助する。

 また伝統的工芸品のPRイベント開催など要件を満たして認証を受けた利用店の場合、購入費用の3分の1以内を補助する。

 この日は越前焼、和紙61件、打刃物の組合関係者と県地域産業・技術振興課の職員があわら市内の温泉旅館5カ所を回った。同市舟津の「まつや千千」では、制度の趣旨や申請方法などを詳しく説明。各組合がパンフレットを渡し、制度を活用して伝統的工芸品を購入してもらうようPRした。

 29日には小浜市内のホテルや旅館を回るほか、今後県酒造組合や県インテリア事業協同組合などの業界団体にも営業していく。  (2010年10月28日午後5時51分)


※この補助事業。「和」の雰囲気を大切にする旅館さんなどでは需要が多そう。観光に来た宿泊客の方に伝統工芸品をアピールする機会になってほしいものです。

【関連情報】 : 福井県平成22年度9月補正予算(案)


福岡: 灯かり展:幻想的な光と影 飯塚市鯰田で31日まで

http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20101028ddlk40040551000c.html

 飯塚市鯰田のマサジアートギャラリーで、「灯(あ)かり展~月と星と太陽~」が開かれている。31日まで。

 鉄で建物を表現したランプシェード、自然石をくりぬいたライト、和紙の張り絵のランプなどを展示。あかりとその影で、ギャラリー内は幻想的な雰囲気に。「月・星・太陽」をモチーフにした銀細工のアクセサリーや絵画も展示する。

 ギャラリーの其田ひさえさん(38)は「やさしいあかりを楽しんでほしい。来た人に、あったかい気持ちになってもらえたら」と話している。

 午前11時~午後5時半。入場無料。

(略)(2010年10月28日)


※飯塚市で主に現代アート作品を取り扱うショップ&ギャラリーの"マサジアートギャラリー"さん。今回の企画の灯り以外にも、様々なジャンルの作品展示されているようです。

【関連情報】 : マサジアートギャラリー/現代アート アートショップ&ARTギャラリー


長野: 飯田の型染めと飯山の内山紙、絹と和紙、伝統の技融合

http://www.shinmai.co.jp/news/20101028/KT101027SJI090007000022.htm

 飯田市上郷飯沼の創作染工房「久(ひさ)」が、古くからの技法で型染めした絹と、飯山地方伝統の「内山紙」を組み合わせ、バッグなどの日用品を開発した。工房の中島いづみさん(54)は「伝統工芸の良さを発信したかった」と製作過程を振り返り、幅広い世代が身近に取り入れてほしい-と期待している。

 中島さんは昨年、内山紙を製造・加工する飯山市の「阿部製紙」の社長に弟子入りした平田真澄さん(32)=京都府出身=を信濃毎日新聞の記事で知り、内山紙に興味を持った。工房では柿渋を塗った型紙で絹を染めており、それぞれの良さを融合した新ブランドを作ろうと同社に相談。助言を受けて商品開発に取り組んだ。

 ブランド名は「KINU*WASHI」。中島さんは、県地域資源製品開発支援センター(松本市)の支援を受け、内山紙と絹を張り合わせた商品のデザインを考案。北安曇郡池田町の業者に製造委託し、バラや菊といった小紋柄のバッグや名刺入れなどを完成させた。

 バッグは縫い目の位置を変えて強度が増す工夫をするなど、試行錯誤を重ねた。絹と内山紙を組み合わせることで張りが出て、「シャープな印象になった」と中島さん。軽くて、使い込むほど手になじむのも特長という。

 中島さんは「日本の繊細で優れた職人の技を見直し、身近に使ってほしい。将来的には海外にも発信できればいい」と話している。当面は注文を受けて販売。30日~11月7日には、上伊那郡飯島町の道の駅「花の里いいじま」で展示即売する。

(略)(10月28日)


※下のリンク先から見るとデザインなど面白い製品になっているようです。それよりも飯田市の方が飯山市の方とコラボし、松本市の支援を受け、池田町に加工依頼したというのが面白いです。縦に長い長野県。将に長野県を縦断したコラボです。

【関連情報】 : 信州型染めを信州飯田市で展開している 久(ひさ)の小紋紹介


秋田: 洋館、取り戻した大正の輝き 旧池田氏庭園の修復終わる

http://mytown.asahi.com/areanews/akita/TKY201010280563.html

 国指定名勝の旧池田氏庭園にある洋館の保存修復工事完成式が28日、大仙市高梨の同庭園であった。5年がかりでよみがえった県内最初の鉄筋コンクリート2階建ての洋館は、創建時の大正時代の輝きを取り戻した。

 保存修復工事は古い材料や工法にこだわり、調査と並行して行われた。外壁は白磁のタイルを張り、塔屋のドームが復元された。室内装飾では、金唐革紙という和紙で革を模した壁紙を再現した。国会議事堂の壁紙と同じ模様で、重厚な雰囲気を生み出している。シャンデリアなどもかつての姿と同じ物を復元製作した。総工費は約2億8千万円。

 式では、栗林次美大仙市長が「愛される文化拠点にしたい」とあいさつ。池田家16代当主で、同庭園を市に寄贈した池田泰久氏らがテープカット。バルコニーでフルートが演奏され、修復工事完成を祝った。

 洋館は創建当時、私設図書館などに使われたという。

 公募した市民を対象にした洋館見学会が29日に開かれるほか、11月6、7日の両日午前9時~午後3時半、庭園が特別公開される。協力金200円(中学生以下無料)。  (2010年10月29日)


※西欧の壁紙を日本の和紙加工技術で練り上げたものといえる金唐紙。実際に壁紙として使われているのを見る機会は少ないので機会があったら足を運んでみてはいかがでしょうか。

【関連情報】 : 金唐紙 kinkarakami


京都: 切り絵、国文祭盛り上げ 向日で11月3日から剪画展

http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20101028000088

 来年10月末に京都府で開幕する第26回国民文化祭の向日市実行委は、11月3日から7日まで、同市寺戸町の市文化資料館で、同祭の市のプレ事業として「切り絵の世界 剪(せん)画展」を開催する。

 国民文化祭は、文化芸術の全国的な発表の場として、都道府県を巡回し毎年開催。来年は京都府で行われる。府内各市町村でもさまざま催しが計画され、向日市では「剪画展」を予定している。

 今回のプレ事業は、本番を1年後に控え、同祭への機運を高めていく狙い。向日市在住の剪画作家大月透さんの全面協力を得た。

 期間中、大月さんの作品と、大月さんが副会長を務める日本剪画協会の関西支部の会員8人の作品計約50点が展示される。

 剪画は主に黒い和紙をナイフで切り抜き、台紙に張って仕上げる。作品展では向日神社や竹の径などの地元の名所をはじめ、白川郷、錦帯橋、イタリアの教会と、国内外の歴史的建造物や景観を描いた会員の自信作が多数並べられる。

 午前10時~午後5時(最終日午後3時まで)。無料。3日は午前と午後の2回、剪画の体験もある。毎日先着80人に記念品を贈呈する。

(略)(2010年10月28日 12時31分)


※文化の国体と言われる「国文祭」。一年前から準備を進めているのですね。展示会での絵手紙、楽しみですね。

【関連情報】 : 第26回国民文化祭・京都2011 - こころを整える~文化発心


初めの企画段階から約6ヶ月。 放送作家の松尾成美さんと文章教室の皆さんと一緒に作り上げてきました。 第1弾、貼箱×フィクション・エッセイで始まった『文創りのエチュード』。

引き続き、第2弾は和紙や和紙製品を題材に、
オリジナルのフィクション・エッセイを10月28日(木)から8日間、

毎日1話ずつこのブログで更新していきます。

(略)(2010年10月24日(日) 21:10)

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『水色式部日記』   ―――   村瀬朋子

時は平安時代 ── ここ京の都は、天皇を中心とした貴族社会だ。

 私、水色式部のお仕えしている毬(まり)姫様は、今年で15歳、結婚適齢期まっ只中。
高貴なお方には、私の様な女房(にょうぼう)と呼ばれる教育係が、何人も就いている。
身の回りの世話をしたり、教養を身に付けてもらう為、精を出している。

(略)(2010年10月28日(木) 08:45)

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大学に入って二年。友達のほとんどが何かしらアルバイトをしている。家庭教師や
ファミレスのウェイトレスやコンビニの店員とか。もちろん、私もしているけど、友
達には内緒、秘密の仕事だもの。あっ、でも、夜の世界の仕事ではないから。多分、
世の中のほとんどの人が知らない仕事をしているの。

私の仕事は、名刺鑑定人。説明がちょっと難しいかも。

(略)(2010年10月29日(金) 08:15)


※先だって紹介していた大阪の和紙卸問屋の"小野商店"と放送作家の松尾成美さんと文章教室の皆さんとのコラボ企画。実際の文章が上がっていましたので紹介です。和紙といっても様々なアプローチ、光の当て方があるのだなと感心。皆さん想像力豊かですね。

【関連情報】 : 和紙商小野商店

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