「伝統的な素材を現代の空間に活かす」。これからの和紙を考えると最も重要な命題のひとつだと言っても良いのかもしれません。言うは易く行うは難し。それでも、もっと様々な試行が模索されて良い気がします。それと、ひとつお知らせ。これまで続けてきておりました当「和紙の新聞紙」。担当者の都合により本日で一旦終了いたします。 

愛媛: 現代の名工 泉貨紙・菊地さん

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20101109-OYT8T01163.htm

 卓越した技能を持つ技術者を表彰する厚生労働省の「現代の名工」に、泉貨紙(せんかし)の手すき技法を継ぐ西予市野村町高瀬の紙すき工・菊地孝さん(61)が選ばれた。表彰式は10日に東京都内で行われる。県在住者は47人目。

 「若輩だけに受賞はうれしい限りです」。江戸期からの7代目は、作務衣(さむえ)姿で控えめな喜びをにじませる。

 手すきの工程で、2種のすのこを使った和紙2枚を重ね、むらのない1枚に仕立てる泉貨紙。丈夫で優雅な風合いに魅了された工芸家からの引き合いも多い。年間生産約2万枚のうち6割余りは海外へ。「良い品を届けたい」。その一心が、1ミリも狂わない手仕事に臨む40年近くを支えてきた。

 亡父・定重さんの勧めで、大阪の建築会社員から転じた。いてつく冬場の工房ですき桁を揺らす両手は震えた。冷水にかじかむ手を湯で温め、再び冷水につけた。表面がごつごつした紙を見た父は、「経験を積め」と、多くを語らなかった。コウゾとトロアオイで作る紙の原料は、気温や湿度で状態が変わる。失敗作は水に戻し、一人ですき桁を振った。

 最近、娘婿が継承者として修業を始めた。「原料の配合も桁の揺らし方も、奥が深い。ともに旅の途上ですよ」。寡黙な職人は還暦を過ぎ、探求心なお旺盛だ。 (2010年11月10日)


※簀の目の細かいものと粗いものを重ねて一枚にする泉貨紙。異なった繊維の並びになることで丈夫さが増している和紙です。受賞おめでとうございます。

【関連情報】 : 西予市商工会野村支所~泉貨紙(手漉和紙)~


三重: 巡回展「日本の伝統美と技の世界」 伊勢型紙など出品

http://mainichi.jp/area/mie/news/20101109ddlk24040128000c.html

◇伝承者の作品

 全国14の重要無形文化財の保持団体の伝承者の作品を集めた巡回展「秀作展・日本の伝統美と技の世界」が11日、鈴鹿市飯野寺家町の市文化会館さつきプラザで始まる。同市で開催されるのは12年ぶり2回目で、今回は鈴鹿市の「伊勢型紙」など14団体から約70点の逸品が出品される。

 11日午後3時から同プラザで、国立民族学博物館の吉本忍教授が「手仕事への回帰」と題して記念講演する。13~14日は伊勢型紙の彫刻、美濃和紙の紙すきの実演がある。同展は21日まで。【大原隆】

(略)(2010年11月9日)


※全国を巡回する伝統工芸品展。なかなか目にする機会が少ない工芸品も多いと思います。足を運んでみてはいかがでしょうか。

【関連情報】 : 催し物/第18回重要無形文化財保持団体秀作展「日本の伝統美と技の世界」


愛媛: 和紙のカーテン 伝統的な素材を現代の空間に活かす

http://sdesign-s.com/?p=2065

隈研吾建築都市設計事務所さん設計のプロジェクトにりくうさんの和紙が採用され、先月無事納品されました。担当設計者の栗田さんの計らいで公開の許 可を得ましたので取り急ぎブログにてご報告致します。プロ並みの写真も栗田さんの撮影です。ご協力本当にありがとうございます。

昨日、その栗田さんがりくうを訪ねて下さりました。地域産業、伝統産業に関心がある方だとはお打ち合わせで感じていましたが、伝統的な素材を現代の空間に活かすことで伝統産業は生き残れるという考え方は私も同感です。

(略)(11月8日月曜日 9:59)


"S DESIGN STUDIO"さんのブログ記事から。「伝統的な素材を現代の空間に活かす」。紹介されている写真はその言葉の通りのもの。ご参照ください。

【関連情報】 : 株式会社りくうのBlog


東京: 下北沢で『虫子のしごと展』

http://tabibitono.exblog.jp/15431892/

『今宵の月は妙な形だな・・・』

と思ったら違う。
これ照明です。
和紙で作った灯りがやわらかい、ぬくもりある照明。

友人のあかりり作家が下北沢でグループ展をやっているので、先日見に行ってきました。

毎回少しづつ進化していく作品に会えるのを楽しみに行くのですが、今回も新しい技法に挑戦していました^^

(略)

『 虫子のしごと展 』  

会期 2010年11月3日(水)~16日(火) ※会期中は無休です。
時間 13:00~20:00 (初日は15:00OPEN / 最終日は18:30CLOSE)
場所 下北沢 ギャラリーアブオーボ http://gallery-ab-ovo.com

(略)(2010-11-10 07:32)


"陶芸工房たびびとの木"さんのブログから。紹介されている和紙照明。のほほ~ん♪とした雰囲気が実に良いです。機会がある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

【関連情報】 : 下北沢GALLERY AB-OVO